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美容師とお客さんと酒と話

インタビュー

第1回 PRプランナー ハタ 中編 〜圧倒的ポジティブ〜 @ひむか

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ceasevenの代表である合渡慎介が、他業種のお客様と酒を酌み交わしながらダラダラ語る、誰が得するのか分からない見切り発車企画。
今回は第1回、PRプランナーとして活躍するハタ氏に突撃。
三軒茶屋の人気店”鉄板焼き ひむか"で繰り広げられる熱くて暑いドタバタコメディの中編です。

PRプランナー ハタ氏

ハタ(以下:H)、合渡(以下:G)

普通に勝てるものは普通にやれば伸びる

G:何かを動く前にむちゃくちゃ調査するよね?
その業界で何が流行ってるかって調べると思うんだよ。
初めて受ける業界なんて特にだと思うけど。

H:僕らの業界はPRというアウトプットなら、世の中に出てるのを調べたらある程度どういうのかって分かる。
でもお客さんの事を理解しようと思ったら、どこで勝てるのかっていうのはものすごい考えます。

G:俺は、自分のお店を流行らせなきゃいけないわけで、知ってると思うけど、ウチってどメジャーじゃなくて。
だから、どメジャーなことやっても仕方ないし、でも、いろんな人に知ってもらいたいし矛盾してるんだよね。

そこがウチでいうブランドイメージだからすごい考えるよね〜。

H:前にあったじゃないですか?
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easevenでマツエクやろうって時に合渡さんメンズマツエクやろうかなーって言ってたじゃないですか。
あれってあの時、すごいPRコンシャスだったんですよね。

ビジネスマンもマツエクやるよ!みたいな時代が来るのかもって。
でも、結局男性が一過性で来ても、毎月来てくれるのは女性じゃないですか?

そういうところを外さないようにしないとね。

G:メインターゲットが逃げちゃうってね。

H:後は、メンズマツエクで勝てる市場を作るまで待てるのかと。

G:だったら、メンズマツエクの流れが出た時に乗った方がいいてわけね。

H:よくあるのは、メンズ美容の兆しみたいなのが日経で出て、じゃあ、メンズマツエクだーって店がいっぱい出て。
でも、気づいたら結局市場がないからなくなるみたいなw

逆に、マツエクサロンに男性が来て、男性と一緒にマツエクしたくないって女性が出て来て・・・

G:大前提として、やりたいことをやるためには普通に勝てる土台を作ってやる、そういうことね。

H:普通に勝てるものは普通にちゃんとやってたら伸びるんです。

G:あとはその情報が世の中にちゃんと届いているかどうか。

H:企業がPRだって思って、僕らPRに相談きますけど、意外とアウトプットはPRじゃないってことが半分ぐらいありますね。
紹介で頂く仕事が多いので、特に失敗できないんです。

短期的にやっても成果でないし。それに、紹介してくれた方に迷惑かけちゃうし。

長期的に考えて、着実に貯まるものだけ、僕たちに払っていただける料金のなかでやっていくって感じです。
他の部署との調整とかも併せて根本まではいるようにしていますし。

G:たまに社員みたいなことやってるよね。
クレーム対応とか?

H:リクス管理です!

G:あ、これカットでw

 

圧倒的ポジティブ

H:仕事でご一緒させて頂いてる大企業の社長さんがいて、その方、ミーティングで大体笑ってますからw

チョーいい人です!その人のこと嫌いっていう人いないぐらい。

G:その人もさ、そこまでいくにも紆余曲折あっただろうに、そんな時も良い人だったのかな?
俺なれんのかな〜〜?

成功する人は人間的に素晴らしくないと成功しないんだろうなって。
自分がそれだけ良い人かって言ったら自信はないからw

H:良い人だけでもダメなんでしょうけどね。

G:アメとムチを使わなきゃって?

H:ムチはない感じですけどねw

G:その社長さん?
でも、業績が悪かった時もそれで乗り越えられるってどんな人なんだろう・・・

H:ポジティブだと思います。
圧倒的に!!

基本、人のことは良いとこしか見てないし。

G:ほんとすごい!

H:ほんとすごいんですよ!
一番尊敬できる経営者さんってその社長さんですもん。

G:あれ、俺は?何番目??

H:うーん。3番目ぐらいw

G:けっこう上w
そんな嘘いいわ!

 

回転率は上げない
満足度が先か 利益が先か

G:顧客満足度ってやっぱり大切で。
俺もそこはスタッフによく言っていて。

例えば、回転率上げて、客単価下げてでも利益を出すって手法もあるけど。
うちは回転率を考えなくて良いって言ってる。
それが原因で数字は上がらないかもしれないけど、せっかく来てくれたお客様に120点をもらえる仕事をしていけば、絶対お客さんって増えていくからって話をしていて、ヘアもマツエクもネイルも同じで。

H:技術力を上げていく美容師さんって、生産性が逆に低そうですよね?

G:そうなんだよね。だから儲かんないんだよw

ウチみたいにマンツーマンでやってると。
ヘアで言ったら、やったって1日8人ぐらいで、大型サロンのカリスマって呼ばれてる人は1日40人とかやるわけじゃん。
アシスタント使ってね。

どっちが良いかって、お客さんが決めるわけだけど・・・

H:どっちが良いかって決めてるのは合渡さんですよね?

G:うちの会社ではね。
でも世の中ではわからないよね。

H:働く人はその方針に従ってceasevenに来るわけですよね?

G:うちは結局そういうところに価値観を感じてくれて、集まってくれることが多いかも。

H:ウチもそうです。
一般的にPRってパブリシティーに出してなんぼやでって感じで。
メディアの人にひたすら営業して絶対出ないようなものを、お客様に「でもがんばってますっ」ていうことを言う意味ないよねってw

そういうのが僕の会社のスタンスです。

G:今言っている会社のスタイルって、ハタくんの業界であるの?

H:いや、わかんないっす。
横の友達がいないんですw

G:俺も一緒だw
結局、タマゴが先かニワトリが先かみたいな話でさ。

お客さんの満足度が先か、俺たちの利益が先か。
そこでまずどっちに着手するかだと思うんだよね。
利益度外視でも、ちょっと利益が少なかったとしても、それは本当に喜んでもらうためにやるのか。

どれだけ頂いたお金以上のものを返せるかって、考えて考えて考えて、それによって最初は辛いかもしれないけど、それによってお客さまと信頼関係が作れて、長いお付き合いができるようになって、初めて利益がでるようになると思う。

俺は自分でやることに関しては、そういうスタイルでやっていきたい。

結局さ、経営者って、俺もハタくんも、いや、ハタくんは社内でも売上は突き抜けてるんだろうけど、例えば俺とスタッフが同じ売上だとするよね。
でも給与は違うわけで・・・

それって、マツエクもネイルもマネジメントしてるからもあるけど・・・・

H:リスクを取ってるかどうかってトコですよね!

G:そう!結局リスクなんだよね。
リスクもあるけど、24時間365日仕事の事がやっぱり頭の片隅に絶対あるわけじゃん。
完全なオフって経営者にはないから。

この前に銀行の融資担当のお客様にも、経営者さんはもらってしかるべきですよって言われたな
リスクも抱えてるし、ストレスも感じてるし。
まして働いてるしw
いいお給料もらうためには、それだけのリスクをとる環境に、まず自分がいかなきゃいけないわけで。

自分自身で組織を作っていく。
そこに命賭けれるかどうか。
その決意があるかどうか。

H:でも、その感覚が古いのかもしれないですよ〜。
そういうのも僕らの押し付けかなってw

お金をいっぱい貰ってまでも、自分のプライベートを削りたいって思わないだろうし、緩やかに生活できるところで、緩やかにお客様と繋がる事が美しいという心の満足度を重視するのかもしれないですもんね〜。

G:だとしても、どれだけ先が見えてるのかなぁ?
10年後のイメージなのか、30年後のイメージなのか。

でも、うちの業界って思ったより定年が早いじゃん。
60歳の男性美容師ってそれほど見ないでしょ?

H:まー、そういう市場もまだないし。

G:これから出てくるかもしれないかもね。
でも、今のままで変えないと、どんどん事業は衰退していっちゃう。

だからこそ、特に男性の美容師は早いうちから、将来を見据えた働き方をした方がいいと思う。
アラサー、アラフォーの多い業界だから、これからドンドン変化していくだろうけどね!

 

後編に続く。

鉄板焼き ひむか

東京都世田谷区太子堂1-14-14
ライオンズマンション207

http://www.teppan-himuka.com/

-インタビュー

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