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美容師とお客さんと酒と話

インタビュー

第2回 フィジカルコーチ オオツカ 後編 〜カネは無かったけどコメはあった〜

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ceasevenの代表である合渡慎介が、他業種のお客様と酒を酌み交わしながらダラダラ語る、誰が得するのか分からない見切り発車企画。
今回は第2回、フィジカルコーチとして活躍するオオツカ氏に激突。
三軒茶屋の隠れた名店”General Store MIKAWAYA"で繰り広げられる、ぶつかり稽古の後編です。

フィジカルコーチ オオツカ氏

オオツカ(以下:O)、合渡(以下:G)

ー カネは無かったけどコメはあった

O:若い時にお金無かったでしょ?

G:お金は無かったねw
友達たちとBar(*1)を経営してたし、Barで赤字出したら美容師の給与で補填してたしね〜。
それで仲間は増えてったね!そいつらとも今も繋がってるし。
睡眠2時間の生活を1年続けてたけど・・・。

O:生きてるって感じだね。

G:他人から見たら頑張ってたって見えてたかもしれない。
でも、楽しんでたから努力って感じじゃないかな。
好きでやってたから、遊んでて睡眠時間短いって感じ。
金はないけど、コメがあれば生きのびれるって思ってたからw

Jリーグのフィジカルコーチになったのって何歳の時?

O:28歳の時。

G:良い歳だよね。
色々経て来て、それで、ちゃんとチームが決まって本格的にスタートしたんだね。

O:トップのチームじゃないけど、新潟では3年間育成チームで指導してて、酒井高徳とか、ガンバの泉澤とかは高校の時に教えてた。

そのあとジェフ千葉から声かかって、千葉で育ってるし故郷で錦を飾りたいって思いからジェフに行った。

G:やっぱ、プロになる選手って違うの?

O:見た瞬間で、こいつプロになれるなって雰囲気は分かるね。
でも、技術は持ってるけど、フィジカル的に問題があると無理だったり。親の影響が強すぎて、自分で意思決定できないと無理だったり。

教員という立場を経験させてもらって、指導者としてメンタリティーとかバックグラウンドとか見る癖はついてたから。

 

 

G:本当にプロになる選手は上手いだけじゃないってことね。

O:上手いやつは腐るほどいるからな。(酒井)高徳より上手いやつは沢山いるし。

G:じゃあ、なぜ(酒井)高徳は日本代表までいけたの?

O:彼は意思が強いのと、覚悟がある。

G:確かに!高徳と話してても、サッカーの話しかしないもんな。
サッカーに対してストレートと言うか真面目って感じ。
俺も前回話してたけど、経営者って覚悟が必要だからって。
サッカー選手の一流になるにも覚悟が必要なわけだね。
本当に一流になるには技術よりも覚悟か。

O:一番意識高いって日本代表選手だからね。
代表選手が意識が高いんじゃなくて、意識が高いから代表選手なんだよね。

G:分かる!
高徳がシーズン中は生もの食べないとか、酒飲まないとか言っててすごい意識高いなって思うわけ。
海外で活躍してて、尚且つ代表になってる選手ってそれぐらいの意識があるから、そこまであがって来てると思うし
それこそがプロフェッショナルなんだと思う。

 

ー 頭、筋肉じゃない

O:やっぱり、人間力って大事でさ〜。
今、初めて俺と出会っても、筑波大学出身だと思わないでしょ?

G:思わないw
てか、そう見ろって言われても無理。

O:おい!
でも、それ成功なの。
バカ大学出身ですか?ってね。
だけど、そういう自分がありながらも、深夜、新宿の都庁前で裸でブラジル体操やってることもあったからね。(遠い昔の話)
両方振り切れたら、大概順応できる。

実習で学生が来た時の話。
駅前に連れて行ってナンパしてみろって言ったことがある。
『トレーナーは一瞬で人を見抜けないといけない』って。

G:こう言う無茶振りの上司いるよね〜〜!

O:その時、実習生がタイプの違う2人でさ。真面目なタイプとガツガツなタイプ。
どっちがナンパしに行ったって???察しの通りだよw
でも、失敗して〜〜。
でもチャレンジが大事だよな!
その後、言った手前、俺がやらないと収まらないと思って、勢いで『飲もうぜ〜〜』って女の子に声かけて、無理やり成功させたのは言うまでもない。

G:流石〜〜〜!長年の統計学が活きたわけね!!

 

 

O:いやいや、活きないでしょw
で、あれから10年経って、ナンパしたやつは強豪高校のフィジカルコーチやってる。
もう一人はフィジカルコーチではなくて大学の教諭やってる。

さて、パフォーマンスを支えてる所は、ご存知の通り「心と体」

G:ご存知じゃないけど?

O:やる気満々でも。体がピンピンしてなかったらいい結果でないでしょ?
何が一番大事か?
それは生活習慣。
アスリートもそうだし、美容師もそう。外科医もパイロットもみんな同じ。
そこを大事だと思わないと。
何が一番正しいのかっていうジャッジをちゃんと出来るように、提示するのは俺たちの仕事。

G:そう言う説っていきなり変わったりするじゃん。
今までこれが良かったのに次の時にはそれが覆されてたりさ。

O:常に新しい文献は読むね。
俺の良い所は、わからない所は分からないっ言うところ。
分からない所は人に任せたり、知ってる専門家に聞いちゃう。
俺はそこにホットラインがあるから、それが強み。

G:今後、ワールドカップ出場をベンチで喜びたいっていう夢とは別に、やりたいことって何かある?

O:コホン。。え〜〜ひと言。
「トップアスリートのコンディショニングをすべての人に」
全部が全部じゃなくていい。
寝る時間だけコントロールしてください、とか、起きたら朝食食べてくださいってだけでも違うじゃん。
そう言う話から入っていって、その先に必要なら運動したら良いかなって。

G:無理やり運動させないんだね!

O:させないし、しなくていい。
何が目的かって。
ゴルフのスコア上げたいとか、100キロのベンチプレス上げたいとかだったら別だよ。

 

ー 圧倒的努力

O:見城徹(幻冬舎社長)さんの「圧倒的努力」ってすごい共感した。
他を凌駕する程の圧倒的努力。
俺はすごい好き!
あそこまでは無理だけど、その言葉はすごい気に入ってる。
本気だったり覚悟があったら何でも出来る、そんな風にも理解できるかな。

G:前回も圧倒的って言葉が出てきて、(圧倒的にポジティブ)全てをポジティブに考えるって話。普通じゃなくて、圧倒的になんだよ。
そのレベルに達してないと、今の世の中で結果なんて出ないよな。
「俺はポジティブです!俺努力してます!」って言っても、そんなの当たり前。
他を凌駕するレベルになって、初めて光る芽がでてくる。

O:今の話で確信したけど、他を凌駕する程の努力って言葉を本人で使ってる人は、トップ過ぎてとんでもないw
それ以外の人は、他人からそう思われてる。
そういう人の方が大事!

G:いい事言うね〜〜!!
頭、筋肉じゃないんだなw

 

終わり。

 

*1 「SHARE」という名の、美容師アシスタント2年目で友人達と経営していた、遊び半分以上の小さなBar。当時出会った友人達は今でも関わりがあり、彼らは多種多様のクリエイターとして活躍中。

General Store MIKAWAYA

東京都世田谷区太子堂2-8-11 モアナハウス1F

https://www.facebook.com/generalstoreMIKAWAYA?ref=aymt_homepage_panel

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