4WD-ヨンダブルディ-

美容師とお客さんと酒と話

インタビュー

第3回 俳優 カトウシンスケ 前編 〜伝説のヘアスタイルの巻〜

投稿日:

ceasevenの代表である合渡慎介が、他業種のお客様と酒を酌み交わしながらダラダラ語る、誰が得するのか分からない見切り発車企画。
今回は第3回、俳優として活躍するカトウシンスケ氏と共演。
三軒茶屋の人気店”いなせや ハナレ"で起こったサスペンスの一部始終を収録。

カトウシンスケ

カトウ(以下:K)、合渡(以下:G)

-ブエノスアイレス風な髪型って?

G : カトウ君と知り合ってどれぐらいになるっけ?

K : 結構前ですよね〜〜!
2011年じゃないですか?
合渡さんがやってたイベントですよ。

G : あー、そうだそうだ!!
三宿エリアで、変なヤツ集めてたあのフザけたの会合ね。

K : いろんな面白い人いましたよね。

G : そこでカトウ君と仲良くなったけど、金持ってなさそうだったから、「髪切らせてよ〜」なんて口が裂けても言えなかったな。

K : どんだけ貧乏に見えてたんすか!
でも当時、変化が欲しくて、年齢も近いし話も会うから合渡さんに切ってもらおうって。

G : 美容師としての信頼はゼロかよっ(笑)
今日はガラにもなく、シックな出で立ちでどうした??
タイパンツカトウはどこに行ったの???
いつもの無国籍な感じが好きなのに〜〜

K : いや、今、冬っすよ!

G : それでもカトウ君には履いてきてほしかった・・・
そのヒゲがよりバックパッカーを彷彿とさせるじゃん!
でも、役者の人って作品によって全然雰囲気変わるよね。

K :最近は、それ以外もいきたいなあと。
バックパッカーなカトウは十分知らしめてあるというか(笑)
今はどちらかというと、「荒野も歩くけど、大道も歩くしと。大道だって歩けるぞと。」ど真ん中。
フラットなところと、尖ったとこと、両方持ち合わせていきたいですね。

 

 

G : 次は何感?

K : めっちゃ普通です(笑)
撮影前なんであんまり言えないですけど・・・

G : 今までは常に話し合って髪型決めてたけど、最近はさらっとしたオーダーしかなくて、ちょっと寂しいですよ・・・
カトウ君が髪切る来るときは何かしらの仕事が入ってからで、今度こんな役をやるって決まって髪切りにくるよね。
ストレートなのかクセっぽいスタイルなのか。
カトウ君の髪質は元々ストレートだから、そのままだと役にハマらないって時はパーマ必要だし。
「ケンとカズ」(※1)の時も色々考えてくせ毛の方がいいよねってなったし。

K : パーマ期間が長いんで、周りからは結構くせ毛だと思われてるんですよ(笑)
今は爽やかな感じで写真出してるんで、ストレートアイロンで伸ばしてるの?とか聞かれちゃって。
ハマる役がくれば、またパーマスタイルに戻したいですね〜!

G : 当時は南米とか、ブエノスアイレスとか。
地名出したりして二人で話しながら、髪型のイメージ共有してたね。

K : 前回はメキシコっぽくなったけど、今回はもうちょっと南下してアルゼンチンぽいスタイルとかね。

G : 「OK」 って言って。(実際良く分からなかったりもするけど)
その役はトルコっぽいけどね〜〜とか適当な事言いながら。

K : 僕が台本からもらった印象とかを合渡さんに伝えて、ヘアスタイルに落とし込んでもらってますよね。
「ケンとカズ」で言えば麻薬の密売人で、ウダツの上がらない地方の青年の役。
あんますっきりした感じは出したくないとか伝えて。

G : そうそう!ストレートだとちょっと違うよねっていう話をしてたね。

K : それで野暮ったくしてもらってた。
髪切ったその日から野暮ったいって、切った意味あんのか!って感じだけど(笑)

 

-誰にも気づかれなくてもこだわりたい

G : 俺ん中では耳が出るのか出ないのかでちょっと違う。
切りたてなんだけど野暮ったさはあえて残したり。
普段のお客さんを切る時と、カトウ君を切る時とは結構スイッチを切り替えてる。
普段のお客さんは切ってさっぱりとか、切った事に満足してもらいたいから綺麗に切ると言うか。カトウ君の場合は、綺麗に切りすぎると役の中で昨日切ってきた人の役になっちゃう。
そういうのってあんまりリアリティーじゃないというか。
かっこいいけど綺麗じゃないスタイルに重きを置いてる。

 

 

K : 微妙なサジ加減のオーダーが多いですよね、俺の場合。
撮影が来週の頭なんで、さっぱりはしたいんだけど、さっぱりしすぎてない感じとか。
耳はかかるのか、くり抜くのかそこは相談させてもらいたくて。
役が実年齢よりちょっと上なんで、あんまり短くしすぎると若く見えちゃうのもどうなのかな〜とか。

G : もしかしたら、そこまでこだわらなくても良いのかもしれないけどね〜〜。
そうゆうカトウ君の話を受けて、100人いる美容師がそこまで考えてるかわかんないけど。
俺は、カトウ君が好きだし、カトウ君が演技してるのも好きだし、そういうクリエイティブなチームも好きだし。
出来上がった作品も好きだから。
アップで映らないかもしれないけど、俺も何かしらお手伝いしてる身だから、同じ熱量で行かなきゃいけないと思ってる。
そこは一緒になって、あーでもないこーでもないで楽しみながらカットしてるけどね。

K : 実際、そのこだわりって出てなかったりね(笑)

G : え、そうなの??

K : それってメイクに携わってる人間にしか気にしてないですもんね。

G : そうかもね。
でもこだわりたいんだ俺は!
銀幕に出たらそのちょっとの違いが大きな違いになるわけだし。

K :そういう積み重ねでクオリティて上がってきますからね。
それをいい加減にしたらそれで収まっちゃうし。
そのサジ加減や積み重ねが重要だし、全てだなって思います!
器用な人は自分でメイク考えられたりって人もいるけど、僕とか基本ヘアメイクさんにおんぶにだっこだから(笑)
アイディアを具現化してもらったり、出してもらったアイディアを受け入れたり、そういう一緒に作ってったり、受け入れたりするのが時に飛躍を作るし、とても面白いって思うんですよね。

 

-伝説のスタイル、ハ○・・・

G : カトウ君はそれが仕事じゃないもんね。
演技をするのが仕事だから!
カトウ君との仕事で、俺が人生で初めて切ったスタイルっていうのがあるんだよね〜〜

K : あれっすねw

G : 加藤くんの伝説のスタイル
それは・・・・
『ハゲ』
寂しい感じの。
元々毛量がめちゃくちゃ多いから大変だったよ(笑)

 

 

K : 舞台の時の「ノボルくん」の話だよね。
次の現場も近くてやりすぎると戻せないし。
カツラ使わずにウチの劇団はとりあえずリアリティで作ろうってなって、演出家と話して薄毛ていいんじゃないって事で。

G : あれは久々燃えたね〜〜〜〜!
俺はそんなスタイルを作るために美容師になった訳じゃないんだけど(笑)
でも、初めての挑戦ってやっぱり楽しい。
手応えあったしね。

K : 技術の結晶でしたね。
親が舞台を見に来て「シンスケそんなに髪薄かった?」って疑念を持たれた(笑)
狙い通り!!
あそこまでやれると、別に皆んな髪で笑わないんですよ。そういう事じゃない。
その「ノボルくん」の人柄や行為を笑ったり、泣いたり感情移入するんですよね。
本当狙い通り。

G : 楽しかったよね。
またひとつ自信が持てた!
薄毛カットいけるな〜〜〜ってさ。

K : それ需要ない!

G : 「薄毛の合渡」って言われたい!

K : ただ合渡さんがハゲてるだけじゃんw
役者のみなさん!どんなヘアスタイルも実現してくれるceasevenお勧めしますよ〜〜!

前編終わり

※1
映画「ケンとカズ」
裏社会に生きる若者の腐れ縁を描き、日本のインディペンデント映画を集めた第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞した犯罪ドラマ。
オフィシャルサイト 『ケンとカズ』

 

-カトウシンスケ出演情報

映画『サニー32』
『凶悪』の監督、スタッフ、キャストが結集した「2018年もっともヤバい映画」
2018年2月17日(金)全国公開
オフィシャルサイト
http://movie-32.jp/

AMAZON PRIME ORIGINAL
『紺田照の合法レシピ』
2018年3月6日配信スタート!
オフィシャルサイト
https://kondateru.com/

いなせや ハナレ

東京都世田谷区三軒茶屋1-9-13

営業時間
【月〜金】17:00~翌0:30(L.O.24:00)
【土・日・祝】16:00~翌0:30(L.O.24:00)
日曜営業

http://www.inaseya-group.com/hanare.html

-インタビュー

執筆者: